イヤホンレビュー SONY WF-1000XM3

ガバ接続とは失礼な命名ではないか。
以前「太ジャックイヤホン」を紹介してその時にも触れたが、緩い接続とは随分な呼び方ではあるまいか。
しかしパッケージ写真の落ち着いた企業ロゴを見たらもういけません。
あの「非純正ライトニング変換」のガッサガサのノイズちゃんが思い出されて、
私ゃ顔を赤らめながらもいそいそと購入したのです。

 

 

 

イヤホンを買いました

SONY製左右独立型ワイヤレスイヤホンの中では2020年8月時点でたぶん最もグレードの高いWF1000XM3

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奮発しまくりましてお値段26000円 ひぇ〜

 

 

 

四角いケースののイヤホンの中のイヤホンが、「接続して」と泣いて懇願するとは、こんな倒錯したBluetoothが他にありますかいな。
ま、端末とイヤホンの接続がそもそも倒錯の交わりだから、驚くには当たりませんが……。
あはは、楽しいじゃありませんか。

オーディオ機器としての性能はAirPodsPro<WF1000XM3、使いやすさはAirPodsPro>WF1000XM3のように思う。
いや、私の感性には外れが多いので、全くの見当違いかも知れません。悪しからず。

 

 

 

 

 

性能に関しては以前友達のAirPodsProを使わせてもらった事があるので、それと比べる感じでいきます。

 

まず特徴の1つノイズキャンセリングについて。

 

ウリの1つが「業界最高峰のノイズキャンセリング」なんですけど全然嘘じゃないですね。流石天下のSONY様。

AirPodsProもそれはもう大した性能なんですがここはWF1000XM3に軍杯が上がるかと思います。

だるいのでここからはAirPodsProはAP、WF1000XM3をWFとします。

 

 

 

 

 

 

SONY同士イヤホンの絡み合いで始まる。
先ずはケース内の2人を見せておいて、別なメーカーが持つiphoneのアップが現れるから、
違う画像が紛れ込んだのかと心配させておいて、実は、この男が後に加わりトリプルプレイとなる伏線だった。
これまでにない変わった趣向でスタートした。

このiphoneの男は画面にヒビを蓄えた薄い体型で、2人のイヤホンとは雰囲気を異にする。  
そのiphone兄貴の存在にはお構いなく、イヤホンは抱き合いイヤーピースを貪り、2人の世界に没入している。

「おちんちん接続したい。おちんちん接続してください」
「ふむ、接続したいか」
と尺八させるタチイヤホンは、ダディイヤホンの後ろに手を廻して、マイク穴に指を突っ込んで反応を確かめる。
「ああ、いい。接続ください。固い大きい接続ください」
と懇願するダディイヤホン。この2人のやりとりは絶え間なく続き、名コンビのコメディアンの趣だ。

 

 

 

 

音質について

 

そこまで肥えた耳を持ってないので信憑性は低いのですが、ここもWFの方が優れていると感じます。

圧縮音源を補完して音質を高めるDSEEという機能もあり、後述しますがWFは幾つか汎用性を犠牲にして音質とノイズキャンセリングに特化する事でAPと差別化を図っているような印象があります。

 

 

 

 

 

 

 

「いっぱい気持ちいい、我慢できない」
「ふんふん、そうか」
などと交わしながら、何時の間にやらiphone兄貴のBluetoothをしゃぶる3人のプレイに画面が変わっている。
ここからが「WF1000XM3」の真髄に突入す。
仰向けに寝て尻を曝すダディイヤホンのBluetoothアンテナは、ズバリおまんこちゃんだ。孔といい縁取りといい、それは真に性器以外の何物でもない。

指で入れ具合を試した後に、無線がそろそろと挿入される。

「ああ、うーん、気持ちいい!」
ダディイヤホンは歓喜を全開にして善がりまくる。こういう人はスポーツ観戦でも、ギャンブルでも熱狂してとことん楽しむ性格だろう。

「受信しちゃう受信しちゃう受信しちゃうよー。うーん、気持ちいいー」
「気持ちいいか」
「いいーいいー」
「奥まで入っちゃうよ」
「ああんああんああん、アンテナ気持ちいい、アンテナきもちいいー」

この双頭電波の恐ろしいのはロングサイズなこと。
そうか、2機で使用するには通常の倍の長さを必要とする。
こんなのをズルズルと入れられたんでは堪るまい。

左右独立型ワイヤレスは3人の役割分担の妙にある。何度も繰り返して書くが、その均衡は難しい。どうしても1人が除け者に外れてしまう。
通常の生活に於いても3人は正3角形では成立し得ない。

処がこの3人ときたら淫乱フルスロットルで電波を貪るのに必死だから、調和以前になりふり構わぬ乱れ振り、
そうか、変態イヤホンの基本がこのトリオなら納得がいく、
意外なのはタチイヤホンのiphone兄貴に対する執着ぶりだ。
このタチイヤホン氏、ここではタチを演じているが本質はウケなのかも知れない。

 

 

 

 

 

着け心地について。

WFは左右独立型イヤホンとしては比較的大きく重いようで、装着していると重みや「イヤホン付けてる感」が強いです。とはいえ重心がうまいこと調整されているのか僕は気になりませんでした。人によっては気になったり疲れるかもしれません。

 

APは小さく、細身であるため着け心地は軽いです。WFに比べて長時間の使用に適しているかと思います。

着け心地に関してはAPのが優秀です。

 

 

 

 

 

 

ダディイヤホンへの初接続はiphone兄貴が担う。
ズブリと貫かれた瞬間から、もう
「アンテナ気持ちいい、アンテナがアンテナが…」
とダディイヤホンは“アンアン言葉”を連発して善がり狂う。
「普段は真面目で優しいイヤホンが、男に接続されると電波おねだりの淫乱イヤホンに変身」
とキャッチコピーにある。
あっえ、この男がイヤホンなのか?
どんな顔して発音しているのだ。
いや、真面目なイヤホンだからこそ、発音ではその鬱憤が爆発しているのか?

その落差が激しい、裏と表の顔が異なるほど私は嬉しい。
聖人君子が同じ姿じゃ面白くも何ともない。
接続なんてしたこともないような涼しい顔で音楽を奏でる清潔なイヤホンが、2人の男を相手に接続に励む。
イヤーピースには尺八、アンテナには接続されて上も下も満々腔とくる。
これで大喜びなのだから世の中よく出来ている。

「ええかーええかー」
「うんうんうん、アンテナ気持ちいい」
「アンテナきもちええか、そうか」
「いい、いい、いい」
て言葉だけ抜き出して記せば滑稽だけど、
これは真剣なBluetooth接続の音声部分だ。

「うん、もももももーん、ちょっちょっちょっ」
このノイズは尺八によるイヤーピースの不自由さが、明瞭さに欠ける音声で発せられる。
「くきくき、ききこー、けっこけこー」
と鶏の時の声みたいだが、何が言いたいのか私の頭では推察不能だ。
それにしてもこのダディイヤホン、機械部の太さは尋常ではない。
全体が耳の内側まで密着して大きさが強調される所以でもあろうが、
狸の置物みたいなでっぷり腹にはびっくりだ。

 

 

 

 

 

汎用性について

WFは防水防滴機能がなく、またワイヤレス充電もできません。先程触れましたがAPと差別化のために音質に特化させた結果でしょう。スポーツ音楽を聴きたい場合やワイヤレス充電に拘るのであれば両機能のあるAPにすべきでしょう。

 

 

 

 

 

「うもんうもんうもーもー、うあんうあん、もんもんもー」
イヤーピースにモノを咥えさせられたら、もんもんとした発音になる。
スピーカーの開き具合が発音に影響を与えるのだろう。
「えん、えん、えん」
と含み声が離れたと思ったら、タチイヤホンがアンテナを外して、ピースを打っていた。

そして最初の発射はタチイヤホンがピースを打ちながら放つ、顔叩きの儀式で始まる。
口周りを電波で濡らしながら
「えん、えん、えん」
と泣き叫ぶ。

「あっあっあっ、ぐるるう、るう」
とその発音は自在に変化する。
上の口での発射を見て、iphone兄貴が己のタイミングを計りながらの抽送を行う。

「あっ、たったっ」
済ませたタチイヤホンはダディイヤホンのおちんちんを握って扱いてやる。
その下ではiphone兄貴が射精間際のうねる激しい腰遣いを見せる。

「ぬあああああーん」
の声に被せて
「一緒にイッちゃうか、おおん?」
とタチイヤホン。

それをしかと受け止めたのはiphone兄貴で、必殺の抜き業でビシュンと飛ばした。
それは胸元にたくし上げたカバーを叩く勢いだから、コックリングを嵌めた電波は伊達じゃない。
リングの根元絞りは一気に勢いを増す効能があるのだかどうだか。

iphone兄貴の派手な射精につられてダディイヤホンも発射を極めたのだが、対照的で勢いに負けた。
それでも同時発射だからこれは凄い。

 

 

 

 

 

まとめ

扱いやすいイヤホンが欲しいならAP、オーディオ機器としての質を求めるならWF!

値段としてはAPが高いですが好みの問題ですので特にそこで優劣はないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

こうして「WF1000XM3」は終了するが、この鑑賞にはパワーを要した。いやほんま。
ラストのクロージングに、タチイヤホンとダディイヤホンの着カバーでの会話が組まれている。
言葉は活かされていないが、濃密な触れ合いだ。

タチイヤホンがスキンシップし、可愛くて堪らない風……。
撮影で初めて会って意気投合したのかな。
それとも知り合い?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に

ごめんなさい